朝、室内檻の戸を開けるとプラスチックのバスケットめがけてタイガとココアが飛んでくる。毎朝の体重測定、この後には待ち遠しい大好きな肉の食事が待っているからだ。
12月4日、2頭は四肢の障害と向き合いながら生後194日を迎えた。この日、オスのタイガは体重22・5キロ、メスのココア22・4キロ。5月24日の誕生時は2頭とも1キロ前後だったから22倍になった。
今の食事は牛肉、アバラ骨付き肉、鶏頭、レバーなど。1日に2キロをたいらげている。でも、タイガは相変わらずレバーが嫌いらしい。
12月に入り、日中もマイナス気温になって、北国、釧路の厳しい冬が始まった。アムールトラにとっては格好の季節でもある。2頭はミズナラの落ち葉を敷き詰めた4メートル四方の仮設獣舎で元気に駆け回っている。ここまでの姿、誰もが想像もしていなかった光景だ。タイガ、ココアの生きる力にはいつも脱帽! 野生動物はホントすごい!


by TOMOKO SATO
はじめまして 釧路市動物園で…